過去ログ(No.91〜100)
 
そーか、YKKか 投稿者:日向@ふみぃ
 
そりゃファスナーだという突っ込みはプチにさせておいて。
うちは未だに工事の電話がかかってこん。
もしかするとばーさんに勝手に断られたのではと思ってみたり。
 
ってか。
おやじんデジカメ衝動買いするの巻。
いくらけーりんで9万儲けたからって買うか、普通。
しかも俺に半額たかるか?ああん?
次の休みはサイト修正よりもデジカメ指南に2日とられそうでふ。
 
 
2人「ぜーはーぜーはー」
ギリギリセーフ。プチもギリアンの肩から落ちずに済んだらしい。
が。
固体さん「・・・なんだここは」
息を整えながら、固体さんが辺りを見回してつぶやく。
周りには何も無い。
いや、闇に全てが支配されたかのように真っ暗で、何もみえない。
固体さん「おい、ギリアン」
ギリアン「なんだ?」
どうやらギリアンは隣にいるらしい。暗くてよくわからないが。
そんな2人の目の前に突如浮かび上がる、文字。
《このステージは照明がありません。光と剣を見つけ、鍵として下さい。
もちろん、敵も出現するのでお気をつけて》
2人「・・・(汗)」
つまりは真っ暗なステージで戦えと。
しかも「光」と「剣」を見つけろと。
時間制限は無いようだが、面倒なことこの上ない。
ギリアン「手分けして探すわけには・・・いかないだろうな」
固体さん「ああ、全くだ」
そう言いつつも固体さんは懐から何かを取り出す。
固体さん「真っ暗だと何も見えん。これでも使え」
ギリアン「?」
ギリアンが固体さんから受け取ったのは実はN.V.G.。
固体さん「まかり間違って同士討ちだけはしたくないからな」
そう言う固体さんは固体さんでサーマルゴーグルを装備している。
これなら暗くても多少はみえないことも無い。
少々怪しげな状態となった2人だが、パーティーを組んだまま先に進み始める事にした。
(Aパート終了)
 
続きは夜になるかも。
つか、オイラ普段は携帯から書いてるから短文なのよ・・・

はい、続きでございまふ。 投稿者:日向@サボりっぱなし
 
やはりN.V.G.やサーマルゴーグルを装備していても暗い物は暗い。
しかも目は痛くなってくるしたま〜に通路の角で小指を強打して涙目になってみたり、さらにはプチがギリアンの肩から落っこちて踏まれかけてみたり固体さんは固体さんで壁に特攻かけてみて腎不全起こす直前までジャンカーズハイを服用してみたり(先ほどのおにぎり以来食べ物は一切口にしなくなったらしい)、かと思えばスナッチャー同士が仲間割れを起こしてみたり(暗くて敵味方判別つかないらしい)、大変なマップである。
しかも、ご丁寧に固体さんのソリトンレーダーは「JUMMING」である。
さらに「光」と「剣」。なんのことかさっぱり分からない。
・・・そうこうして2人がスナッチャーをJUNKしたりJUNKされかけたりげのむんをスティンガーで殴り倒してみたり(弾薬はまだないらしい)ごるる子を泣かせてみたりゲノラに踏まれかけたりゴルルゴンに鼻血吹かせてみたり(どういうステージやねん、ここ・・・)していると・・・
ふと、ギリアンの視界の隅を何やらぼんやりとした光が通り過ぎた。
ギリアン「おい、スネーク!」
突然、ギリアンがスネークの肩を叩いた・・・つもりがその方向にスネークはおらず、勢い余ってプチを落っことしてしまう。
固体さん「なんだ?」
ギリアン「そこを動くな!プチ!どこにいるんだ?!」
固体さん「・・・また落としたのか?」
ぐしゃ。
何やら不吉な音が固体さんの足元で響く。
固体さん「げ、」
・・・まさか。
ギリアンはものすごーく青ざめた(らしい。なにしろ暗くてよく分からない)
そりゃそうだ。ギリアンの伴侶(違)、プチが無残な残骸をさらしていたら・・・
プチ「大丈夫ですよ。スネークが踏んだのはスナッチャーの残骸ですね」
次の瞬間、固体さんの足の上に重みがかかる。
持ち上げてみると、踏まれないようにか、プチが足の上に乗っかっている。
固体さん「おい、ここにいたぞ」
と、言いつつギリアンの肩にではなく自分の肩にプチを乗っけてみる固体さん。
ギリアン「おい!」
固体さん「・・・で、なんだったんだ?さっきのはプチを落としたからではないだろう」
ギリアン「・・・あ、」
プチを落とした事ですっかり忘れていた。
かくかくしかじか・・・ギリアンは視界の隅を横切った光について固体さんに説明した。
が。
固体さん「お前に渡したN.V.G.はちょっとした光を増幅するからな。プチの目の光が壁に反射してそう見えたんじゃないのか?俺にはみえ
なかった」
ギリアン「まさか。そんなはずは・・・・・・・・・・・」
言いかけたギリアンの口があんぐり開いたままになる。
その様子に、固体さんもギリアンの視界を追ってみると・・・
固体さん「(あんぐり)・・・・・・・・・・・」
そこに、いた。
 
 
目の前はただの壁だったはずである。
なのに。
壁から半分だけとび出ていると言うか盛り上がっているかと言うか。
白くて丸くて少し透けたような感じで。
固体さん「・・・ヒト・・・ダマ?」
ふよふよとそれが壁から飛び出してくる。
良く見るとどうやら前髪らしき物があって、眼鏡を掛けていて・・・
一応、光っている。
と、突然それが固体さんに向かって突進してきた。
咄嗟にソーコムを構える固体さんだが、間に合いそうにない!
思わず、固体さんは目を閉じた。
この手の敵は大抵、突進して来て自爆する物である。
油断した俺が馬鹿だった・・・と、覚悟を決める・・・が。
いつまでたっても爆発しない。
え、と目を開ける固体さん。
固体さん「ぬおっ!?」
目の前で、どアップに広がるヒトダマのメガネ姿。
・・・
・・・
・・・
「きゃ〜!!!!」
声をあげたのはヒトダマのほうだった。
思わずびくぅっ!となる固体さん。
ヒトダマ「ナマ固体サマ〜!!!!ナマギリアンサマ〜!!!!
きゃ〜!!本当に、本物っ?!」
固体さん「・・・確かに・・・固体とも呼ばれた事はあるが(引)」
ギリアン「あ、ああ・・・確かに・・・」
なんだこいつは、と互いに顔を見合わせる2人。
ヒトダマ「本物〜!!!!こんなところで逢えるなんて〜(ぷしゅうぅぅぅぅ・・・)」
1人(?)勝手に舞い上がり、真っ赤に光り、んでもっていきなり鼻血を噴くヒトダマ。
ひょろひょろひょろ・・・ぽとっ。
固体さん「あ、落ちた」
ヒトダマにとってはすこ〜しばかり刺激の強い二人だったらしい。
 
次回、「だから「剣」ってなんなんだ」
探し物は何ですか〜と歌ってるあなたは絶対観るべし!
 
m(_ _)m
前回の予告を見た時点でヒトダマが脳裏にこびりついて・・・
・・・はっ!そ、それはフォーチュンさんのレールガンっ!!!!
撃つの?撃つのっ?!(ちゅどーん)
 
*教訓
実在の人物を登場させるのは程々にってこった。
でもちょっと湾曲し過ぎましたかね(ちゅどーん)

は〜、びっくらこいた(汗) 投稿者:天麒麟@失血死寸前
 
こ、こんな形で愛しのオヤジ連と共演が果たせるなんてっ!
ネット上に分身キャラ作っておいてよかった〜〜(嬉涙)。ありがとう日向さん。
でもいきなりちと貧血だわ…(くらりら)。
 
何やら妙な生き物(?)であるが、とりあえず敵意はないらしい(それどころか自滅している)。
ギリアン「…もしかしてこいつが「光」ってやつか?」
固体さん「…さ、さあな(汗)」
固体さん、床でぴくぴくしているヒトダマを、つま先でそーっと突っついてみる。
ぷにょん、とした、ビーズクッションに似た触感が伝わってきた。
固体さん「おい、大丈夫か?」
突かれたヒトダマが、ようやくわれに返って起き上がった。頭をぷるぷる、と振るとまたほんわりとした光が戻ってきた。
ヒトダマ「………あーー、ものすごくびっくりした」
固体さん「びっくりしたのはこっちのほうだ」
なにしろいきなり目の前に迫られたかと思うと勝手に興奮した挙句鼻血吹いてぶっ倒れたのだから。
ヒトダマ「スミマセン、私近眼なものですから〜」
近眼のヒトダマなど聞いたこともない。が、確かに掛けているメガネはかなり度が強そうだ。
ヒトダマ「それに、ま、まさかこんなところでナマのお二人に会えるなんて……会えるなんて……はうっ!」
固体さん&ギリアン「(同時に)わかったから倒れるな!」
………
閑話休題。
固体さん「……で。お前は一体何者だ? 敵キャラではないようだが」
何とか二度目の失神を免れたヒトダマ、居住まいを正してひとつこほん、と咳払いをする。
ヒトダマ「あ、申し遅れました。私、このフロアで案内人やってます、見ての通りのヒトダマです」
案内人、ということは、どうやらコレ(コレって…)が「光」とやらで正解らしい。とすると……。
ギリアン「後は「剣」か……」
プチ「もしかしてこの人(?)が持ってるとか?」
固体さん「そうかもしれんな」
ヒトダマ「はい? 何ですか?」
いきなりヒトダマの尻尾をむんずと掴む固体さん。
ヒトダマ「あれ〜〜っ、何なさるんですかご無体なっ! 尻尾、尻尾はダメです伸びちゃうから〜〜〜ん!!」
逆さまに吊るされ、ぶんぶん振られるヒトダマ。きゃーとかいやーとかいう悲鳴の中に何故かやめないでーという言葉が混じっている。
と、何やら床にがちゃがちゃと硬質の物が落下する音が響いた。
プチ「……やっぱり何か持ってましたね」
ギリアン「持ってるには持ってたが……一体なんだコレは?」
硬質のもの……どうやら刃物の類であるらしいが、どれも剣とは程遠い形状のものばかりだ。
ヒトダマ「そ、それは私の宝物ですぅ……」
伸びてしまった尻尾をさすりながら答えるヒトダマ。どうやらちょっと痛かったらしい。
ヒトダマ「その細長い鋸は引き回しといいましてぇ、板を円形に切り抜くときに使うんですね。んでそっちの刃先が斜めになってて刃と柄が一体になってる小刀は切り出しです。扱うのにコツがいるんですが、結構重宝してますよー。あ、その小さいのはピラニア鋸です。角材を斜め45度に切るのに向いてますです。それから……」
このヒトダマ……刃物マニアだ。
だがやはり剣らしきものはなく、どれもこれも工具系のコアな刃物類ばかりである。
ギリアン「三徳ナイフに……ひ、肥後の守まで……(呆)」
固体さん「お前……剣は持ってないのか?」
ヒトダマ「剣? 持ってないですけどある場所にご案内はできますよ」
固体さん&ギリアン「それを早く言えーー!」
ヒトダマ「だって言う前にいきなり逆さづりされたんですもんー」
固体さん「あ……いや、悪かった……」
ヒトダマ「気持ちよかったからいいですけど」
……は?
固体さんとギリアンの目が点になる。こいつ、やっぱりちょっと変……。
へんてこなヒトダマは、案内するのが私の仕事ですからネ、と言うと、かき集めた「宝物」をどこかにしまいこみ、代わりに手旗を一本取り出した。
ツアコンや観光ガイドが持っているアレである。
ヒトダマ「はーい、では今から「剣」のある場所にお連れしますので、はぐれないよーについてきてくださいねー」
先にたって漂いだすヒトダマ。固体さんとギリアンは顔を見合わせると
「仕方ない……ついていくか」
どちらからともなくそう言って、ヒトダマに従って歩き出した……。
 
 
はい、一応Aパートは終わりです〜。
続きは後でね〜(しまったヒトダマに憑依された…)。

(無題) 投稿者:天麒麟@ヒトダマ
 
続きなのね〜。
 
先をいくヒトダマがぼんやり光ってくれているおかげで、ゴーグルを使う必要はなくなった。
敵らしき影もちらほら見えるのだが襲ってくる様子はない。
どうやらヒトダマと一緒にいると、攻撃対象から外れるらしい。
ヒトダマ「は〜い、到着で〜〜す」
なにやら少々広い空間に出た一行。
ヒトダマ「あちらがお探しの剣『アラストル』になります〜」
びっ、とヒトダマが手旗で指し示した方向には確かに一振りの長剣があった。
柄の意匠は禍々しい雰囲気を放つ龍の文様。しかもぬめるように光る刀身は半ばまで壁面のレリーフに埋まっている。
固体さん「これを抜くのは少々厄介だな」
ヒトダマ「あー、腕力じゃその剣は抜けないですよー」
固体さん「なに?」
ヒトダマ「そのアラストルは霊気を帯びた意志ある剣。自ら使い手を選ぶんですねー。ですから選ばれない限り持つこともできないんです」
ギリアン「選ばれるための条件は?」
ちょっといやな予感がする……。
案の定、
ヒトダマ「『我に血肉を捧げよ』です。平たく言えば刺し貫かれて生還しろってことですねあはは」
あははじゃねーだろ。
とんでもねー条件を飄々と言ってのけるヒトダマ。その内容に戦慄を禁じ得ない固体さんとギリアン。
ギリアン「厄介なんてもんじゃないだろそれ……」
ヒトダマ「それと、あのレリーフが出口の扉になってましてー。アラストルの封印を解かない限り先へは進めませぇん」
固体さん「なっ……!」
愕然とする二人。このうちのどちらかがあの長大な剣に己を捧げねばならないのだ。
どうする? というより……どっちが?
思わず顔を見合わせる二人。
しかし、もめている暇はなかった。人の気配を察知したか、意志ある剣アラストルが自ら台座より刀身を引き抜き、青い雷をまとい始めていたのだ。
空中にとどまりゆっくりと回転を始め……そしてそのまま一気に襲いかかってくる!
固体さんとギリアンの運命やいかに!
次回、「真相を求めて」 敵の正体がすこーしわかる、かも…。
 
ごめん次も書かせて。
己の後始末、つけてやりたいねん。

かなり長い 投稿者:天麒麟@ヒトダマ
 
意志ある剣「アラストル」の脅威に晒された固体さん一行。
迫り来る危機に、動いたのは固体さんだった。
傍にいたヒトダマの頭をがしっ、と掴む。
ヒトダマ「は?」
固体さん「お前が行け」
ヒトダマ「え? ええ〜〜っ、私ですか〜〜〜!!?」
固体さん「心配するなヒトダマのお前なら死ぬことはない! 多分!」
ヒトダマ「た、多分てーー!?」
固体さん「行ってこーーい!!」
投げた。
ヒトダマ「きゃあああぁぁぁぁ!!」
どしゅっ!(刺さった音) 
…………。
ギリアン「……おいスネーク、いくらなんでも今のは……」
成り行きとはいえあまりのことに、ギリアンの口調にも非難の色が濃い。
アラストルの攻撃をまともにくらったヒトダマは哀れ床に釘付けになっている。
固体さん「じゃあお前、刺されたかったか?」
い、いや、と言葉を濁すギリアン。誰だって痛いのはごめんである。
固体さん「それにさっきから見てるとあのヒトダマ、どうもマゾの気があるみたいだからな」
大丈夫だろう、とは思うものの、少々不安も残る。
昆虫標本のごとく床に縫いとめられたヒトダマはピクリとも動かない。
(まさか)
冷や汗が固体さんの背中を流れる。確認しようと一歩踏み出したその瞬間。
ヒトダマが身じろぎした。
固体さん&ギリアン「!」
……………。
それは異様な光景であった。床を貫く剣はそのままで、ヒトダマの体(?)だけがじりじりと持ち上がっていくのである。
伊達にエクトプラズムの塊ではないようだ。
ズ……ズルズル………むぎゅ。
プチ「あ。柄に引っかかった」
柄に引っかかり、じたばたともがくヒトダマ。
どうする手伝うかいや面白いから見ていようと二人が見守る目の前で、
………すぽん。
ようやく抜けた。
ヒトダマ「……あー、ものすごくびっくりした(汗)」
「感想はそれだけかい!」
思わず声を唱和させて突っ込んでしまう二人と1体であった。
(Aパート終了)

文字制限ひっかかっちまった(汗) 投稿者:天麒麟@ヒトダマ
 
いやマジで。
 
(Bパート)
何とか扉の封印を解くことに成功(…)した固体さんたち。
目の前でゆっくりと扉が開いていく。
固体さん「ところでちょっと聞きたいことがあるんだが」
ヒトダマ「はい、なんでしょおか?」
ヒトダマがいそいそと応える。散々な目にあわされてはいても、憧れの人に話しかけてもらえるのが嬉しくて仕方がないようだ。
固体さん「お前、ここで案内するのが仕事だといったが……雇い主が何者か知っていたら教えて欲しい」
ギリアンがはっとした表情で固体さんを見る。固体さんは、甥っ子をさらい、このふざけたトラップを仕掛けた張本人を探りだそうとしているのだ。
だが。
ヒトダマ「(あっさりと)知りません」
固体さん「知らないだと〜〜?」
ぎゅうううぅぅ。
ヒトダマ「ああう、く、首絞めないでっ! く、苦しひ……」
でも相手が固体さんなのでちょっとらっき☆とか思っていたりもする。
ギリアン「お、落ち着け、スネーク!」
ギリアンに止められて、やっと手から力を抜く固体さん。酸欠寸前でアップアップのヒトダマがぽろりとこぼれ落ちる。
固体さん「雇われてるのに雇い主の顔も知らないとはどういうことだ!」
ヒトダマ「私、アルバイト急募の広告見て来ただけなんですよー。ほら今景気悪いでしょ? ヒトダマなんてどこもなかなか雇ってくれなくてー。でも私にも一応生活ってもんが」
けほけほと咳き込みながらヒトダマ。涙ながらに訴える。
プチ「ヒトダマの「生活」って……」
ギリアン「そ、そっちの状況はよくわかった。じゃあその広告に、雇い主の連絡先か何か書いてあっただろ」
ヒトダマ「連絡先ですか? えーっと確か、株式会社『G.W』とか……」
固体さん「『G.W』だと?!」
思いがけない言葉に息をのむ固体さん。
ギリアン「スネーク、なにか知っているのか?」
固体さん「ああ……確か兄貴の施設の入居者にそこの元経営者がいたはずだ。そして……」
ギリアン「そして?」
固体さん「……『ワールド・ファイターズ』のスポンサーでもある」
一瞬、沈黙だけがあたりを支配する。
沈黙を破ったのはプチだった。
プチ「どういうことなんでしょうか?」
固体さん「わからん。わからんが……」
少し、見えてきた気もする。
ギリアン「とにかく今のところ先へ進むしかないことだけは確かだな」
固体さん「ああ、そうだな」
階段に足をかけ……ふと固体さんはふりむいた。
固体さん「どうした。一緒に来ないのか?」
その一言が自分に向けられたものだと気づき、ヒトダマが慌てる。
ヒトダマ「いえ、お言葉は嬉しいですけどこの先は私の管轄外なものですからご一緒はできないですー」
固体さん「そうか……世話になったな」
ヒトダマ「いーえいーえとんでもないですーー! もう、お二人とプチにお会いできただけで私ほんとに嬉しいんですからー。……あ、そだ、このアラストル」
床からよいしょとアラストルを引き抜いた。
ヒトダマ「持っていってください。次のフロアの連中、ちょっとたちの悪いの多いですから」
固体さん(ソーコムを抜いて)「いや、俺たちにはこれがある。それに刃物は趣味じゃないんでな。……それはあんたが持っていてくれ。好きだろ、刃物」
ヒトダマ「いーんですかもらっちゃってー!(すごく嬉しそう) ……じゃあ代わりにこれ、あげます」
ヒトダマが差し出したのはずいぶん古風な作りのカメラだった。いや、カメラというより写真機と言ったほうがあっているかもしれない。
ヒトダマ「これ、射影機っていうんですけどね。銃弾や打撃の効かない相手に有効だったりするんで、持っていってください」
アイテムというより、どうやらある種の武器に近いらしい。固体さんはありがたくこの古びた「射影機」とやらを頂戴することにした。
歩み去る彼らを見送り、アラストルを大事そうに抱きしめたヒトダマが手を振る。
ヒトダマ「ご武運を〜」
その声を背に、彼らは次のフロアへの扉を開いた……。
 
本人特権でヒトダマ活躍させていただきましたがこれにて退場(くたびれた)。
次回は「射影機の謎」 撮りまくってくださいふふふふ……。

ん〜ん、何か近づいてきて(ひゅーーー、どしゅっっ!)
ああ……アムラームだったのね………(ぱたっ)

うひひひひ 投稿者:日向@ひとり〜
 
こういうときのオイラって絶対よろしくない事を考えていたりするってか。
 
重々しい動きで扉が開いていく。
その扉の向こうに2人があるいていく。
ヒトダマ「ご武運を〜」
そう言い、先ほどの手旗をパタパタ振るヒトダマ。
・・・と。
突如、固体さんが振り返った。
ヒトダマ「あれ、忘れ物でもあったのですか〜」
次の瞬間。
ぱしゃっ。
ほんの一瞬、ひらめく閃光。
そしてヒトダマは何やらとてつもない引力を感じた。
ヒトダマ「ああっ!ま、まさかその射影機〜!あ〜れ〜」
きゅるきゅると渦を巻き、射影機に吸い込まれていくヒトダマ。
固体さん「・・・なるほど。幽霊状のものを吸い込むのか」
妙に納得した固体さん。
手の中の射影機はがたがたと震えていたが、やがてぴたりとおさまった。
ヒトダマ「う〜ヒドイですぅ。これじゃ元の世界に戻れないじゃないですか〜」
射影機の中からやるせない声が響いてくる。
ギリアン「元の世界?」
ヒトダマ「忘れてないですか〜?ここがどういう場所なのか」
2人「あ、」
すっかり忘れていた。
ここがVR空間であった事を。
(Aパート終了)
 
うひひひひ。そう簡単に退場させるものですか。
アーセナルステージクリアまで人質となっていただきますわよ。うふふふふ。

続けていきますかな 投稿者:日向@ひとり〜
 
連続で続きでふ。
 
次のステージに足を踏み込んだ2人と1体とヒトダマ質(笑)
だが、このステージも前のステージとまでは行かないがかなり薄暗い。
しかも、不気味な雰囲気すら漂わせている。
ギリアン「なんか気持ち悪いな」
・・・と。
ぎしっと何かがきしむ音があたりに響いた。
固体さん「?!」
さすが伝説の男。反応は早い。
が、周りを見回しても視界に入ってくるのは今にも腐り落ちそうな天井と血のしみのついた白壁とところどころが抜けた木の床だけ。
だが、ぞっとするような冷たさだけはどんどん強くなってくる。
固体さん「どこだっ!」
たまらず固体さんが声をあげたその時・・・
出た。
ぼろぼろの白装束に、両手両足と首から縄をたらし、背後に無数の、苦悶にゆがんだ顔をしたモノを従えた女性が。
全員「でたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!」
思わず絶叫し、走り出す一同。
尻尾を巻いて逃げるとはまさにこの事。
固体さん「な、なんなんだあいつは!」
射影機に入っている丸っこいヒトダマならまだかわいいがいきなり現れたアレはあまりにも怖すぎる。
射影機の中で、ヒトダマが声をあげた。
ヒトダマ「まずいですよ〜!あれ、このフロアのボスのキリエさんですよ〜」
ギリアン「いきなりか?!倒す方法は?」
ジェミーよりもおっかないやつがいたなんて、と本人が聞いたら完全に激怒して出て行ってしまいそうな事をつぶやきながらギリアンが尋ねる。
ヒトダマ「ありません〜!!だってあの人不死身ですから〜」
じゃあどないせーと突っ込む固体さん。
固体さん「そうだこの射影機!」
咄嗟に振り返って射影機を構え、シャッターを押すが全く効果なし。
固体さん「なに?!」
ヒトダマ「だから無理ですって〜」
射影機の中でヒトダマがわめく。
ヒトダマ「しかもキリエさんに捕まったら縄の呪いで殺されちゃいますよ〜」
かなりのピンチ。
射影機が効かないとなるとどーやって倒すのか。
ヒトダマは「倒せない」なんてほざいてはいるが倒せない敵なんているはずがない。
どうすればいいのか。
そう思案しながら走るうち、固体さんはとんでもない事に気がついた。
固体さん「まずいっ!」
目の前は壁。
しかもすぐ後ろにはキリエさんが!
このまま皆さん、引きちぎられて死んでしまうのか?!
ヒトダマ「巻き添えだけは食いたくなかったのに〜(涙)」
 
次回「絶体絶命!黄泉の門」
キリエ「オマエタチニ、オナジクルシミヲ・・・」
 
なんか縄がきしむ音が・・・
なっ、縄が・・・縄が増えるぅぅぅ〜(ぎしぎし・・・ぶちっ)

そうか…。 投稿者:天麒麟@暴走開始
 
そっちがそう来るなら本人特権でもちっと暴れさせてもらうかな……(含嗤)。
 
背後には壁。そして目前には大量の怨霊を従えたキリエさんが迫り来る。
固体さん「おいヒトダマ! 本当に何か手はないのか!! お前も同じ霊体だろ!!」
焦りまくり、がたがたと射影機を揺すぶる固体さん。
ヒトダマ「無理ですぅ〜〜(泣)。だって全然レベル違いますもん。属性も違うし……………あ゛」
何かを思いついたらしい。が、その後には変な沈黙が。
固体さん「何だ今の「あ゛」ってのは〜!」
その時ギリアンが悲鳴にも似た声を上げた。
ギリアン「スネーク、く、来るぞ!!」
間合いを詰めたキリエさんが、両手を前に突き出して迫ってくる!
固体さん「く……ここまでか!」
その時、固体さんの手の中で「あ゛」の後沈黙を守っていた射影機ががたがたと揺れた。
ヒトダマ「固体さん固体さん、私をここから出して下さい!」
固体さん「お前! 一人で逃げる気か?!」
ヒトダマ「違いますよ〜〜! この後に及んで逃げたりしないですから出して下さい!!」
ギリアン「スネーク、出してやれ! 何か考えがあるんだろう!」
固体さん「わかった……どうすればいい?!」
ヒトダマ「シャッターボタンを半押しにして裏蓋開けて下さい!」
言われたとおりシャッターボタンを半押しにして裏蓋を開けようと試みる固体さん。しかし、ただでさえ相当の年代物な上に焦っているので思うように裏蓋が開かない。
ギリアン「急げ、スネーク!!」
ヒトダマ「は、早く出してぇぇ!!(焦)」
固体さん「わかっている! くそっ……何で開かないんだ!」
キリエさんの、鈎型に曲がった指先が二人に触れようとしたその瞬間!
固体さん「開いた!」
ようやく裏蓋が開き、中から凄まじいばかりの光と共に、ヒトダマが飛び出してきた……。
(Aパート終了)
 
このヒトダマ、伊達に「Pneuma」出身ではないぞ……ふふふ……。

新ネタ登場(強引) 投稿者:天麒麟@暴走中
 
こうなりゃ何でもアリかと。
 
(Bパート)
光と共に飛び出したヒトダマ。何と手にはアラストルを携えている。どうやら一緒に射影機に閉じ込められていたらしい。
ヒトダマ「リミッター解除、出力最大!」
普段はぼんやりとほの光っているヒトダマが、目も眩まんばかりの輝きを帯びる。
光の量に圧倒されたか、さすがのキリエさんもすう、と後退した。
ヒトダマ「キリエさんごめんなさい……」
妙なことを口にしつつ、ヒトダマはアラストルを地面に突き立てた。
固体さん「……あれで戦うんじゃないのか!?」
アラストルの柄を握った姿勢のまま高らかにヒトダマが叫ぶ。
ヒトダマ「呪文省略!! セレスティアルスター!!!!」
その途端、ヒトダマを包んでいた光が天空に立ち上り、大量の光の槍と化してキリエさんめがけて降り注いだ!!
光の槍はキリエさんが背負っていた亡霊達を次々に消し去っていく。
全身に纏っていた亡霊をはぎ取られ、よろめくキリエさん。決定的とは行かないが、ダメージは喰らっているようだ。
ギリアン「す、すごい……!」
固体さん「よし、この調子でどんどんいけ!」
勢いづく固体さん&ギリアン。しかし……。
ヒトダマ「ほ……ほにゃぁぁ〜〜……す、すみませぇん……打ち止めですぅ……」
情けない声とともにヒトダマがへろへろと地面に這い蹲る。見ればあれほど眩かった光は殆ど消え、切れる寸前の電球程度にぼんやりと発光しているのがやっとの状態だ。
2人「今ので終わりかい!!」
ヒトダマ「アラストルの霊気も借りたんですが……やっぱMP使い切りましたぁ〜。……そ、それより今なら射影機が有効な筈ですよぉ〜」(ぽて)
喋るのも辛そうなヒトダマに促されて、固体さんは慌てて射影機を構えた。
固体さん「む」
確かに、ファインダー内にキリエさんを捉えると、サークルが青く光る。先程は何の反応も示さなかったのに……。
キリエさんがゆらりと立ち上がった。亡霊ははぎ取られたがその表情には今だ鬼気が漂っている。
ヒトダマ「キリエさんはゼロ・ショットじゃないとダメージ与えらんないんでー、サークルが赤くなる瞬間を狙って下さいね〜」(再びぽて)
固体さん「任せておけ。撮影には自信がある」
再び襲ってこようとするキリエさんをしっかりファインダー内に捉え、サークルの色が変わるのを待つ。
キリエさんが宙を滑るように近付いた瞬間、サークルが赤く光った。
固体さん「今だ!」
カシャッ。
シャッターが切られるのと同時に、キリエさんの身体から青い輝きが浮かび上がり、射影機へと吸い込まれていく。
キリエさんが苦しげにうめいて身をよじり、その場にくずおれた。攻撃してくる様子もない。
固体さん「よし、これでトドメだ」
再び射影機を構える固体さん。しかしその時……。
ヒトダマ「待って下さい」
いまだへろへろのヒトダマが間合いに立ちふさがった……。
 
ヒトダマがキリエさんを庇うワケとは?
次回、その謎が解明されるかもしれない「キリエの真実」 ヒトダマの正体もちとわかるかもな。
あ、明日更に続き書くのでよろぴく。

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