過去ログ(No.201〜210)
  
おらぁ 行ってこい!!  投稿者: はやた
(Bパート)
  
IC「うう、嫌だよう」
伍長「ぁあん?錬金術ってのは人様の為に使うんじゃねぇのか?」
そりゃそうだけどと呟きながらICはグローブを外した
IC「なんか資料とかない?」
ICはフォックスから渡された 『灰狐の宿』の離れのページを開き外観を記憶していく。寸部たりとも違えば、固体さんは気付いてしまう
だろうから また、あのような事がないように夢オチにする為にも 少しでも違っていてはいけないのだ
IC「O.K.まずは外観だね」
 
ドオォォォンオン オン オン…
NAT「なっ!すごい音」
練成で出た大きな音に宿中がビリビリと震え、遠くで他の宿泊客の悲鳴らしきものが聞こえた
固体さん「ううーん 何が!!」ゴイぃぃん…
NAT「え?ヒトダマ?」
ヒトダマ「え えへへへへ☆」
頬を赤く染め、ポリポリと頭をかくヒトダマにNATは捲くし立てた
NAT「あれだけICがたらい落とした時に怒っといてヒトダマだってしてるじゃん!!あ〜あ また白目剥いてる ヒトダマこそ血も涙もない
じゃん!」
ヒトダマ「ICさんのは大きかったから少し小さめにしたんですよぉ 伍長さんに落としたのと同じサイズだから痛がるだけかなぁと思いま
してぇ(泣)」
NAT「伍長は大魔王だもん!大丈夫に決まってるじゃん!!」
ヒトダマ「な、NATさん」
NAT「あ…(脂汗)」
 
フォックス「離れが元通りに!」
小躍りするフォックスを無視し、ICを先頭に中に入るギリアン・ランダム・伍長
大きなものを練成し、疲れたICが床に座り込もうとすると、その首根っこを掴まれる
伍長「気合入れてやろうか?」
何故か伍長の手には、ラグビーでよく見かけるでっかいやかんがあり、半ばかける体勢になっている(ICが疲れるだろうからと飲み物を持ってきたらしい)
IC「い、いいえぇ 今すぐやらせていただきます!」
ランダム「伍長、あんまりいじめちゃダメですよ」
ギリアン「あははー 伍長ってSだからヒトダマと相性がいいんだ」(違)
  注:フォックス未だ小躍り中
 
IC「終わったよ…」
ランダム「じゃ、スネークを連れてきますか」
本館から固体さんを連れてきて、何事もなかったかのように敷かれた布団にいれ作業はすべて完了した
意外に早く終わり、あとは固体さんが目を覚ますのを待つだけと とりあえず、フォックスが煎れた濃茶と和菓子で落ち着くことになった
伍長「ん?デイヴの顔、1回たらい落としたくれぇでこんなになるか?」
看病していたはずのヒトダマとNATを見る
ヒトダマは何故か明後日の方向を向き、NATもこれまた何故か別の方向を見ながらも上げられた指はヒトダマを指していた
伍長「で、ヒトダマ 俺と違ってデイヴは気絶しただろ?」
ヒトダマ「あ、はい そうな あ…」
伍長「俺は大魔王だもんなぁ NAT。そうだろ?」
NAT「あは、あはははは 聞こえてたんだ」
伍長「どやら覚悟は出来てるようだな?んん?」
 
大魔王モードにスイッチが入り、伍長の折檻は ギリアン・ランダム・IC・フォックス、そして帰ってきたメリルとメイ・リンの前で夜明けまで繰り広げられたのだった
 
ヒトダマ「私たち、酒の肴になってますぅ」
NAT「ううう 笑いものだよぉ」
 
(Bパート終了)
 
次回「すりーぴんぐ・びゅーてぃーの目覚め」
デイヴって眠り姫ってより、眠れる野獣じゃねぇの?

短いですが・・・  投稿者: 日向@ダメ
すりーぴんぐ・びゅーてぃーの目覚め
 
朝。
固体さん「ん・・・」
小さく呻き、固体さんが目を覚ます。
伍長「をっ、起きたか」
固体さん「なんか・・・とても恐ろしい夢を見たような気がす・・・」
そこまで言った固体さんの言葉が詰まる。
固体さん「なっ、なっ・・・!!」
ひとしきりの絶叫の後は言葉が出てこない。そんな固体さんを見て、伍長が意地の悪そーな笑みを更に深くした。
伍長「なーに狼狽えてんだ今更。まさか、忘れたたぁ言わねぇだろうな?」
(以下前々話〜前話の繰り返し)
 
IC「・・・も、もうダメ・・・」
ぜいぜいと息を切らしてICがその場にがっくりと膝をつく。
2度目の離れの練成に完全に体力を使い果たしたようである。
ギリアン「伍長がそんな人だったなんて!冗談にも程がありますよ!!」
ランダム「そうですよ!一体何回同じことを繰り返せば気が済むのです!?」
その場に正座させられ、ギリアンとランダムの説教を黙って聞く伍長。
今度こそは何も言うことができない。
「これで夢オチにできるわね」という女性陣+ギリアン、ランダム、ICが撤退した後、伍長は再び固体さんをひん剥いて(以下略)
そして再び同じ作戦に固体さんは引っかかり、またもICが離れを練成させられたのだった・・・
NAT「つうかさぁ・・・同じ手に引っかかるスネークもスネークだよね」
メリル「ほんと、ロリコンにも程があるわ」
NAT「これでまた伍長が同じことをしたら今度はどうなるんだろう・・・」
メイ・リン「3度目の正直と2度あることは3度ある、どっちだと思う?」
口々に呟く女性陣。
メリル「とにかく伍長はもう同室にしないほうがいいわね。いくら冗談でも何度も同じことを繰り返すなんて信用できないもの」
メリルの言葉にうんうんと頷く一同。
・・・と、言うわけで結局伍長とランダムが部屋を交代することになったのだった・・・
 
(Aパート終了)
 
激短いですがちょっと今回限界です。
Bパートは書きますのでもう暫くお待ちを・・・orz

げ、限界・・・  投稿者: 日向@寒い
(Bパート)
 
固体さん「・・・あぅ・・・」
何度も叩き落されたタライで顔ぼっこぼこの固体さんが目を覚ましたのは日もずいぶん高くなってからのことだった。
プチ「やっとお目覚めですか。皆さん待ってますよ」
むくりと起き上がった固体さんに、プチが待ってましたといわんばかりに声をかける。
NAT「スネーク、遅いよ〜」
メリル「ほんと、潰れるまで飲むんじゃないわよ」
ほっとけ人のこといえるのかメリルと心の中で悪態を付き、ぶんぶんと頭を振る。
固体さん「・・・なんか・・・悪い夢を見ていた」
それにしてもなんでこんなに頭が痛いんだと呟く固体さん。
メリル「あーそれ、さっきここの部屋がすごく散らかってたから片付けてたんだけどNATが空のビンにけつまずいてスネークに当ててたのよねー」
NAT「な・・・」
ヒトダマ(NATさぁん、ここは話をあわせといたほうがいいですよぅ)
ヒトダマに囁かれ、仕方無しに頷くNAT。
NAT「わ、わざとじゃないからね」
メリル「でもそれで起きないスネークもすごいわね」
よほど潰れてたんじゃないの、とじろ〜り嫌な目線。
固体さん「ああ・・・頭がずきずきする」
そう顔をしかめつつ頭を押さえるのは二日酔いか、それとも落ちたたらいか。
メリル「ほら、出発時間過ぎてるんだからさっさと支度しなさいよ」
 
・・・どうやら夢オチにはなっていたようである。
 
次回「行きはよいよい帰りは・・・」
 
短くてスマソ。
来年こそはもっとまともに書きたいです。

「行きはよいよい帰りは…」  投稿者: 天麒麟
ってことは、やっぱ帰りに何かあるということかの?
 
(Aパート)
痛む頭を抱えつつ、支度をすませた固体さんが本館のロビーへやってくると、そこには既に全員が集合していた。
ランダム「お、やっと来たか」
固体さん「すまん、どうやら寝過ごしたようだ」
オマケに夢見が悪くて頭がくらくらする、とぼやく固体さん。
ランダムが何げに固体さんの後ろにいたメリル&NAT&ヒトダマに目をやると、三人が揃ってこっそりVサインをする。
「夢オチ化成功」の意味らしい。
ランダム「……で、今日はこのまま真っ直ぐ帰るのか」
固体さん「一応その予定ではいるんだが」
NAT「ええ〜〜っ、もうちょっと遊びたいよお」
ヒトダマ「遊びたいですぅ」
女性陣からブーイングが飛ぶ。
メリル「ねえ、ICもそう思うでしょ?」
IC「……え? 僕は……………うん(汗)」
突然話題に巻き込まれたICが、どっちつかずのいい加減な返事を返す。
どうやら自分のリュックに凭れてうとうとしていたらしい。
固体さん「お前、なんか疲れた顔してるな。寝不足か?」(←離れ錬成×2を知らない)
IC「………………うん、ちょっとね」
伍長「何だ何だいい若いもんが、そんな覇気のねぇことでどうすんだよ」
銜えタバコの伍長が、再びリュックに凭れかかったICの髪を豪快にくしゃくしゃと掻き回す。
その手の下でICがあうあうと藻掻いた。
固体さん「伍長……朝から元気ですね(汗)」
伍長「おう、起きたかデイヴ。ほれ」
固体さん「?」
伍長からぽん、と手渡されたのは、小綺麗な折り詰め弁当である。
伍長「とっくに朝メシの時間は済んでるからよ、お前の分、折りにして貰った。車ん中ででも食え。運転は俺がしてやるから」
フォックス「『灰狐の宿』特製弁当だよ。本当は有料なんだけどね、何しろ久しぶりの再会だからサービスにしておいてあげる」
フォックスと伍長にとってみれば、今朝の悪戯の罪滅ぼし(笑)も兼ねた親切のつもりだったのだが……。
固体さんは手渡された弁当と伍長及びフォックスの顔を代わる代わる見つめ、
伍長「………おい、後ずさんなよ(汗)。別に下心なんかねーぞ」
フォックス「……信用ないね、俺たち(とほほ)」
騒動そのものは夢オチになっても、それで襲われかけた記憶そのものがなくなったわけではないらしい……。
 
固体さん「……ところでギリアンはどうした?」
ロビーのソファに腰を落ち着け、サービスしてもらった弁当を頬張りながら固体さんが訪ねる。
全員いる、と思ったのだが、よくよく見るとギリアンの姿が見えないことに気づいたのだ。
ランダム「ああ、向こうでJUNKER本部と連絡を取っている」
固体さん「……何かあったのか」
ランダム「らしいな。……あ、来た来た」
通路を曲がり、肩にプチを乗せたギリアンがこちらへやってくるのが見えた。
だが、その表情はあまり芳しくない。
固体さん「ギリアン、何かトラブルか?」
ギリアン「トラブルではないんだが、もしかするとトラブルになるかもしれん」
若干険しい表情のまま、伍長の隣に腰を下ろす。
伍長「……どういう意味だそりゃ」
ギリアン「あまりいい報告じゃないってことですよ。……スネーク、ソリダスが釈放された」
固体さん「!!」
その場にいた全員の表情が強ばった。
うとうとと居眠り扱いていたICでさえも目を覚まし、彼らの方に顔を向けている。
固体さん「ちょっと待て! ヤツは『G.W.』と連んで俺を殺そうとしたんだぞ!」
ギリアン「証拠不十分で不起訴になったようだ。「アーセナル」での件も、システムの暴走による事故として処理されることになった」
固体さん「なっ……!」
あの事件が、単なる事故だと!?
ギリアン「それともう一つ……これは違う意味であまり嬉しくない情報なんだが。特にお前にとっては」
ため息を突きつつ、ギリアン。
固体さん「俺にとっては? まだ何かあるのか」
ギリアン「……リキッドが保釈されたぞ」
固体さん「それは確かに嬉しくない情報だな……(汗)」
(Aパート終了)

まだチェックアウトしてない  投稿者: 天麒麟  投稿日: 1月27日(木)12時41分41秒
(Bパート)
出来れば懲役200年くらい課しておいてくれてもよかったのに、と呟く固体さん。
NAT「けど、なんだか随分無茶な話だね。例え過失による事故だったとしてもソリダスがスネークを襲った事実には変わりない筈じゃん?」
ギリアン(苦い顔)「ああ。どうやら警察の方に上から何らかの圧力がかかったらしい。現場の担当課刑事も相当腹を立てている。……一応、密かに監視は付けてあるそうだが」
固体さん「圧力か……ひょっとして『G.W』絡みか?」
ギリアン「ああ、その可能性は高い」
ランダム「JUNKERでもなんとかならないのか?」
伍長「JUNKERは独立したスナッチャー対策専門機関だから警察と同じ圧力がかかるってこたぁねえだろうが、今回の事件がスナッチャーそのものと関連がないということになりゃ」
ギリアン「そ。俺達でもそう簡単に手出しはできなくなるってわけだ」
些か悔しそうにそう言うと、ギリアンは両手を頭の後ろに組んでソファの背もたれによりかかった。
ヒトダマ「あ、あのう、話は逸れるんですけどぉ、そしたら私やICさんの、元の世界に戻るって件はどうなるんでしょうかぁ」
NATの頭に貼り付いたヒトダマがおそるおそる切り出す。
伍長(呆)「お前なあ……今それどころじゃねぇだろーが!」
ヒトダマ(びくっ)「だだだだってぇ、皆さんすっかり忘れてらっしゃるみたいだしぃ、私としてはギリアンさんからの情報しか頼る手だてがないんですもん〜〜!!」
おぶおぶと両手振り回し、訴えるヒトダマ。
のんびりと構えているようには見えても、内心は相当気になっていたのだ。
ギリアン「? この間、経過についてはスネークに概ね話はした筈だが?」
今回の旅行はその報告も兼ねていた筈である。
固体さん「…………あ゛(汗)」
昨夜から予想外の出来事が有りすぎて、話すのすっかり忘れとった……。
 
ギリアン「あー、じゃあ俺から改めて話そう」
こほん、と一つ咳払いをしてギリアンが話し始めた。
一同の前にはいつしかコーヒーが出されている。フォックスが気を利かせて持って来させたのだ。
ギリアン「アーセナルには確かにコペルソーンエンジンが搭載されていた。だがプログラムの殆どは完膚無きまでに消去されている。おそらく」
固体さん「あいつ……「コピー」の仕業だな」
ギリアン「多分。勿論ヒトダマ達の世界へのアクセスデータも消去されていた。それどころか起動プログラムも消えていたから実質上、アーセナル搭載版はただの箱状態だ」
それを聞いたヒトダマがええ〜っ、と情けない声を上げた。
ギリアン「それと、メタルギアRAYに搭載されていた分だが」
口の中が乾いたのか、コーヒーを一口飲む。
ギリアン「こっちは基盤がおシャカになってしまっている。うちのJUNK班がなんとか復旧させようとしているが……かなり難しい状態だな」
今度はNATとランダムがうっ、と小さく呻いた(思い当たる節が……)。
ヒトダマ「そ、それじゃあ手がかりは全然無しってことですかぁ?(うるうる)」
メイ・リン「そうでもないんじゃない? アーセナル版はハード的には無傷なんでしょ? それに新しくプログラムを再インストールすれば」
ギリアン「ああ。データが手に入れば、の話だが」
伍長「現在手に入っているのはランダムが見つけた起動用プログラムと……」
ランダム「ヒトダマが持ってきて現在解析中のCD-ROM……ってとこですね……」
固体さん「解析がどこまで進んだか訊いてみよう。……をたこん、俺だ。聞こえるか?」
首筋に手を当て、無線機を起動させる固体さん。
この時間なら、をたこんはもう事務所に来ている筈だ。
だが。
をたこん〈……………〉
固体さん「?」
周波数は合ってるし、接続している気配もある。
なのに、相方は何故か応えない。
固体さん「おい、どうした」
何かあったのか、と不安になった瞬間。
をたこん〈………………う〜ん、むにゃむにゃ………くふふ、エマ、ダメだよそこはぁ………〉
固体さん「寝とんのかい!!」
つーか、何の夢を見てるんだ? と、違う点で不安を感じてしまった固体さんであった。
 
次回「かくも長き不在……てか、帰らせてくれ!」
……まあ、いろんな意味でね。

かくも長き不在……てか、帰らせてくれ!  投稿者: はやた
帰らせますよ〜
 
(Aパート)
誰かの携帯がなった。曲が曲だけに一斉にみなの視線が伍長に注がれた
携帯の通話ボタンを押しながら 悪ぃと手をあげて伍長が席を外した
固体さん「……しょうがない 詳しい事は帰ってからにしよう 俺は寝たいし」
まだじくじくと痛む頭をおさえつつ立ち上がる
ロビーの隅ではまだ伍長が携帯で話しているが、ワゴンに荷物を積み込む事にした
NAT「あ〜あ もっといたかったなぁ」
メリル「そうよねぇ なんだか遊び足りないわぁ」(散々遊んだくせに)
メイ・リン「どこか遊園地にでも寄って帰らない?」
ヒトダマ「あ、それいいですぅ」
勝手に盛り上がる女性陣を尻目に、男性陣は もう帰らせてくれ といった顔で呆れている
ランダム「あの元気はどこから出てくるんだ」
ギリアン「本当に元気だよねぇ」
固体さん「あっち(女性陣)におとらず元気な人もいるけど…」
伍長に視線を向けた固体さんの言葉を切る。電話口の伍長はいつもの飄々とした伍長ではなく、苦い顔をしている
何かあったのかな?と思いつつもチェックアウトをする
フォックス「残念だな このままここに残らないか?」
固体さん「遠慮する」
きっぱりと断る固体さん。つれないなぁ とフォックスが笑った
 
固体さん「後は 伍長が来ればいいな」
助手席に納まり車内をを見回す。実を言うと固体さんも遊び足りないらしく、遊園地にでも寄ってもらおうと思っているのだった
ギリアン「ICはすっかり寝てるな… それより伍長って運転できるのか?」
固体さん「ああ 免許は持ってみたいだが、車を運転しているのは見た事ないな」
メリル「軍人さんなんだから出来るでしょ?」
ランダム「それが 伍長が運転した車に乗った事があるんだが、その時の記憶がないんだよ」
メイ・リン「それって…」
NAT「まさか…」
固体さん「ランダム!お前運転しろ!!後でどうなってもいいっ 何が何でも変わ…」
伍長「悪ぃ悪ぃ 待たせたな。急な仕事が入っちまったから 少し急ぐぞ?」
ランダムが降りるより先に伍長が運転席のドアをあけ乗り込んでいた。みんなの血の気が さぁ っと引く音が聞こえそうなくらい車内の空気が寒くなった
ランダム「ご、ご、伍長 伍長も疲れているでしょう?俺が運転代わりますから」(声が上ずっている)
伍長「ああん?聞こえねぇなぁ…」
よく見ると、伍長の耳にはイヤープラグが
一同「―――――――!!!!!」
フォックス「でわ またのお越しを〜(^O^)/~」
 
いきなり発進したワゴンはつむじ風を残し 次の瞬間には旅館の前から消えうせていた
 
(Aパート終了)

好きにしてください〜(平謝り)  投稿者: はやた
(Bパート)
 
景色が見えない
身体が座席に押し付けられる
耳鳴りが酷い
そして……大魔王笑いが聞こえる
 
伍長はトラックの運ちゃんまっつぁおなギア捌きでワゴンをドライビング いや、レーシングしていた
しかも、鼻歌を歌いながら
よく聞けば、下手ながらも映画「ドリヴン」でつかわれたMatherなのだが、ワゴンに乗っている人間には大魔王笑いにしか聞こえない
プチ「こ、こ、壊れてしまいますので一時機能停止します」
ギリアン「プ、プチ!?」
ランダム「死、死ぬ」
NAT「……」
固体さん「伍長〜!もうちっと…」
Gで押し付けられる首をどうにか伍長の方へ向けるとそこにはダース・ヴェイダーが
いや、んなわけがないと目を凝らすと、ガスマスクをつけた伍長だった
固体さん「!!!!!?」
伍長「目的地(遊園地)についたら起こしてやるよ」
五月蝿くて集中できねぇじゃねぇか と呟いた伍長は、手にしたボタンを押すと、NATの前においているリュックから白い煙が一気に室内に充満し、叫ぶ間もなく皆 眠りの世界についた
ヒトダマ「にゃ!あわわわわ 皆さん起きてくださ〜い(泣)」
伍長「やっぱり お前にゃ効かないか…のされたくなかったらおとなしく座ってろや」
窓が開けられ、煙が外へと逃げていくと伍長はガスマスクを外し、髪を掻きあげた
ヒトダマ「もしかして ……確信犯ですか?」
伍長「まぁな」
 
きっぱりと言われ、突っ込めないヒトダマはすやすやと眠る固体さんの上にちゃっかり漂ってきて座って 無事に着きますように と祈るのだった。というか、祈るしかなかった
 
(Bパート終了)
 
ヒトダマ「あのぉ…捕まっちゃうんじゃ?」
伍長「ちゃんとカムフラージュしてある それに、カメラは捕らえらん速さだし デジタル・ズームかけりゃぁフレーム落ちする」
 
ヒトダマ(そんな速さじゃ皆さんが死んじゃいますぅ・汗)

腹痛い  投稿者: 日向
「かくも遊園地にたどり着き」
 
爆走、いや暴走ワゴンはパトカーの追跡を振り切り、途中固体さん目当てに待機していた液体さんをひき逃げしながらも目的地に向かっていた。
ヒトダマ「伍長さぁん・・・やりすぎですよぅ」
バックミラー越しに消えていく液体さんを見送りながらヒトダマが呟く。
伍長「なぁに、あれでもぬるい方だと思うが?」
そう言いながら伍長は遠慮無しにどんどん車を抜いていく。
ヒトダマ「ところでぇ・・・どこの遊園地によるんですかぁ」
ヒトダマがそうたずねると、
伍長「まぁ楽しみにしてろや」
ヒトダマ「そ、そう言われると余計怖いじゃないですかぁ」
伍長のことだからあそこかもしれない、いやあっちかもしれないと何故かいろんな場所の情報を知っているヒトダマであった・・・
 
伍長「・・・ちっ」
不意に伍長が舌打ちをする。
ヒトダマ「どうしたんですかぁ」
伍長「検問張ってやがる」
この付近で事件があったのか、はたまた暴走車両(このワゴン)を捕まえるためなのか。
ヒトダマ「にゃぁ、どうするんですかぁ」
伍長「突っ切る!」
壊れんばかりにアクセルを踏み込む伍長。
ヒトダマ「はにゃっ!」
凄まじいGにシート、いや固体さんの腹に押し付けられるヒトダマ。
ワゴン車はまっすぐ、検問に突っ込んでいく。
ヒトダマ「ほにゃぁぁぁぁ!!!!」
伍長「おらぁ!どけどけどけー!!!!」
警察官が止める間もなく、ワゴン車はバリケードを突き破り、そのまま通り過ぎていく。
凄まじい早さだったにもかかわらず誰一人としてはねなかったのは奇跡に近い。
ヒトダマ「ご、伍長さぁん・・・」
伍長「なにいじけけてんだ、もうすぐ着くぞ」
半泣きのヒトダマを尻目に、伍長は再び大魔王笑い鼻歌を歌い始めた。
 
(Aパート終了)
 
Bパート書けるかしら・・・

書けないよぅ  投稿者: 日向
1ヶ月近く放置して申し訳ない。
時間が経つのが早いです。
 
(Bパート)
がたごとどころではない暴走を続けて数時間。
漸く、暴走ワゴンはとある遊園地の前に到着していた。
伍長がワゴンを駐車場に入れる頃には無理やり眠らされていたメンバーも次々と目を覚ます。
メリル「うえぇ・・・なんかものすごい悪夢を見た気分なんだけど」
メイ・リン「私も・・・」
何度か首を振りつつ、現実に帰ってくる一同。
ヒトダマ「ああっ皆さんご無事でしたか〜」
よかった〜と相変わらず固体さんのひざに乗ったままヒトダマが声をかける。
固体さん「一体何が起こっていたんだ・・・」
ヒトダマ「し、知らないほうが身のためだと思いますぅ・・・」
まさか伍長が液体さんを轢いたり検問を突破したりしたなんて口が裂けてもいえない。
そうかそれならいいと固体さんは呟いた。
 
それぞれの荷物を手に取り、ワゴンから降りる一同。
駐車場を抜けてゲートに向かう。
NAT「遊園地だ〜!俺、初めてだから楽しみだな〜」
メリル「絶叫マシン乗り回してぶっ倒れても知らないわよ?」
はしゃぐNATの髪をくしゃっとかき回しながらメリルも楽しそうに言う。
メリル「でもここって絶叫マシンで有名なところじゃない。伍長は大丈夫なの?」
一同「あ・・・」
瞬時に静まり返る一同。
高い所が苦手な伍長、遊園地に来たはいいがどうするのだろう。
重たい空気のまま、一同は正面ゲートの前に到着した。
 
次回、「暴走するのは伍長か列車か」
 
だめだネタが無い。
「いと高きところに」の惨劇再来・・・??
なんか調子が出ないなぁ・・・

いいからとっとと中にはいらんかい!  投稿者: 天麒麟
「暴走するのは伍長か列車か」
 
(Aパート)
中世ヨーロッパの城を模したエントランスの向こうには、国内最大級といわれる観覧車やその高低差がギネスに認定されたこともあるとい
うジェットコースターや、高所系の乗り物・アトラクションが見て取れる。
固体さん「……まあ、ここを選んだのは伍長なんだし、それは本人も承知の上だろ」
NAT「あー、そっか」
固体さんの言葉に納得した一同は、再びぞろぞろとチケット売り場へと移動を開始し……。
伍長「おっと、お前らはここで待ってろ」
そう言うなり、伍長が一人でチケット売り場へと走っていく。
確かに、チケットを買うのに全員が行く必要はない。一人が行って人数分を購入すればよいのである。
が。
NAT「……なんかやーな予感が(汗)」
ヒトダマ「私もですぅ」
売り場の前には既に長蛇の列が。今から購入となると、事前予約でもしておかない限り入場までに最低でも半時間は待たされるだろう。
しかし、なんと言っても相手は大魔王伍長である。
案の定(?)、行列には並ばずいきなりダイレクトに窓口へと向かい、係員のお姉ちゃんを捕まえて何やら耳打ち。するとお姉ちゃんが慌てた様子でどこぞかへすっ飛んでいった。
この光景は明らかに……明らかに、である。
固体さん「おいランダム……まさかこの遊園地、伍長が経営してるとか言わないだろうな?」
伍長が花火会社経営以外にもいろいろ手広く謎な商いに手を染めているらしいことを知る固体さんが、一同の中でもっとも伍長の近いところにいるランダムにこそっと尋ねる。
ランダム「い、いや、そんな話は聞いてないが(汗)」
帰ってきたのは狼狽えつつも否定の言葉。
ギリアン「けど、伍長だぞ?」(←どういう意味だ?)
ランダム「そうなんだよなあ……(溜息)」(←だから、どういう意味だ?)
メイ・リン「事前予約でもしてたんじゃないの?」
IC「でも遊びにいくこと決まったの、今朝だよ」
NAT「だから、俺達が意識不明になってる間にとかさ」
一同があーでもないこーでもないと議論しているところへ、足取りも軽く伍長が戻ってくる。
伍長「ほれ。一人一枚ずつだ。無くすなよ」
各々に配ったのは―――この遊園地の一日フリーパスだ。
これさえ持っていれば、閉園まで乗り物だろうとアトラクションだろうと乗りたい放題の入りたい放題、園内への再入場も可能になる。
しかも、全ての乗り物・アトラクションにおいて予約扱いにして貰えるので、順番待ちをする必要が殆どなくなるのだ。
更には。
メリル「これ、園内の飲食・買い物が3割引になるプラチナパスじゃない!」
メイ・リン「あ、ほんとだ!」
そっちかい!という固体さんのツッコミもなんのその、女性陣の瞳がきらきらと輝き出す(流石です)。
が。
ヒトダマ「あ、あのぉ〜〜」
パスを貰えなかったヒトダマがおそるおそる声を上げる。
伍長「おお、ヒトダマはNATかデイヴにでもひっついてろ。こいつぁ、生きた人間様及びその類似品用だからな」
ヒトダマ「い、いえそーでなくてぇ、なんでこんな貴重なものをこんな短時間でゲットできたんですかあ?」
ヒトダマは、ここに来るまでに伍長がそれらしい予約をした様子がないことを「知って」いる。
ヒトダマ「……もしかして、ここも伍長さんが経営してるとか?」
一同「!!」
伍長「んぁ? ばっかおめぇ、んなわけねーだろ」
しかし伍長は、その疑問をあっさりと笑い飛ばした。
NAT「え……んじゃやっぱ、予約してあったの?」
メリル「このパス、確か最低でも3ヶ月待ちって……」
伍長「いや? 予約なんかしてねーよ」
一同「……???」
伍長「俺ぁ、ここの大株主なんだよ。ま、株主特典ってやつだなはっはっは」
代金はロハだから遠慮せずに遊べ、と呵々大笑する伍長。
その側には、ああやっぱりそんなこったろうと思ったよ、と溜息を吐く固体さんの姿があった……。
 
 
列車に辿り着けるのかなあ(汗)

PMG-Sトップページ次はまだありません