過去ログ(No.211〜220)
  
暴走……暴走かあ……(汗)  投稿者: 天麒麟
(Bパート)
伍長のお陰で、自由に遊べるようになった一同は、早速ゲートから中へと入った。
固体さん「さて、何から乗る、と言うか、何から見る、と言うか……」
受付で貰った案内図を片手に、きょろきょろと辺りを見回す。
ギリアン「それにしても、噂に違わず絶叫系ばっかだなあ」
あっちにはジェットコースター、こっちにはバイキング、更にその向こうにはフリーフォールやバンジージャンプまでが見える。
メリル「あたし達はいいけど、伍長の乗れるモノ、ないんじゃない?」
ランダム「一応、エルドラドとかもあるみたいだが……」
ヒトダマ「伍長さんが、エルドラド……」
NAT「エルドラド、ねえ……」
もやもやもや〜〜ん、とヒトダマ&NATの脳内に、木馬に乗った伍長が可愛いオルゴール曲にあわせてくるくる回っている姿が浮かび上がる。
ヒトダマ&NAT「!!!!!!!」
二人、思わず爆笑。
NAT「あははは、ご、伍長がエルドラド、に、似合わない、似合わなすぎるぅ〜〜!」
ヒトダマ「(言葉にならない。地面を転げ回っている)」
伍長「お前らなあ……(怒)」
大魔王モードに切り替わった伍長に摘み上げられそうになり、慌ててNATが未だ地面でころころしているヒトダマを拾い上げた。
NAT「お、俺達はあっちの方へいってみよーかな(汗)。んじゃそういうことで」
引きつった笑いを浮かべて人混みの中へひょいと逃げ込み、そのまま姿をくらましてしまった。
メイ・リン「じゃあ、私達も移動するわ」
メリル「後でね。スネーク、伍長」
固体さんの返事も聞かず、これまたさっさとどこぞかへ行ってしまう。
後に残されたのは、男ばかり5名(くす)。
固体さん「勝手に行くのは結構だが、はぐれたらどうするんだ……」
固体さんが小声でぼやいた。
伍長「ああん? 大丈夫だろ。メリル達は携帯持ってんだし、NAT達はいざとなったら場内放送で呼び出してもらやいいさ。……それよりも」
にやあ、と歪な笑いを浮かべたかと思うと、伍長はその長い両の腕を、それぞれ固体さんとランダムの肩に回してがっきと抱き寄せた。
固体さん「な、なななんですか?(怯)」
伍長「びくびくすんな何も取って食いやしねえって。俺達は、こっちへ行こう」
ぴらっ、とパンフレットが固体さんの目の前にぶら下げられる。そこに書いてあったのは……。
固体さん「……サーキット?」
伍長「ここのカートレース場はよ、結構本格的な作りになってて素人でもちょっとしたF1気分が味わえるんだ。ここならヤロー同士でも充分に楽しめる。……勿論、つきあうよ、な?」
確かにそこならば高所恐怖症の伍長でも遊べるだろう。だが……。
……カートレース??
てことは、伍長が運転するのか???
さーっと全身の血の気が引く音がした。見るとランダムも、引きつった表情でこちらを見返している。
固体さん「い、いや伍長、そ、それは……」
ランダム「ギ、ギリアン、助け……」
ギリアン「俺とICは観客席にいるから、ハンターの名に恥じない走りを見せてくれよランダム。……と、その前にポップコーンでも買ってくるか」
IC「うん、そうだね」
プチ「付近のポップコーンスタンドまでのルートを検索します」
ランダム「ギリア〜〜ン(半泣)」
伍長「応援してくれるってよ。じゃ、行くぞ」
あっさり親友に見捨てられたランダムと、早くも屍と化した固体さんを引きずり、サーキットの鷹となった伍長が悠々と歩いていく。
その背に向かって、ギリアンはそっと手を合わせた。
(すまん、ランダム。スネーク。お前達ならきっと耐えられる。……多分)

その後。
サーキットで何が起こったかはここでは詳しく述べないが、同乗した(させられた)固体さんが意識を失いランダムが本気で泣きを入れ乱
入した液体さんが撥ねられ(え?)、そして伍長がこの遊園地開園以来の最速ラップをたたき出したことだけは付け加えておこう……。


次回「遊びをせんとや生まれけむ」
思いっきり遊ぶもよし、何かが起こるもよし……。

遊びをせんとや生まれけむ  投稿者: はやた
コースターだと、ヒトダマは荷物扱いになっちゃうんじゃ…
 
(Aパート)
 
伍長「いやぁ すっきりしたぁ」
大泣きしているランダムさんと、ブクブク泡を噴く固体さんを引きずって伍長が観客席にいたギリアンとICの所へとやってきた。
あれだけ暴れておいて、まだまだ元気であるのだからすごい。
伍長「流石に他にやりてぇことはねぇし… そうだギリアン IC、しってっか?株主様ご一行はタダで飲み食いできるホテルがあんだよ。一部屋借りて やらねぇか?」
くい とジェスチャーをして伍長はにやりと笑うい、ギリアンの返事も待たずにずるずると固体さんとランダムさんを引きずって ホテル専用出入り口へと向かいはじめている。
まぁ、炎天下の中 蒸し焼きになっているよりは空調の効いた部屋でのんびりまったり(できれば)するのもいいか と、幻聴なのだが 大魔王笑いを漂わせ足抜けしようとした下僕二人を引きずり地獄へと戻ろうとするかのような伍長の後を追った。
IC「大丈夫かなぁ…」
ギリアン「俺たちがいれば いや、むしろその方が安全さ。きっと…」
 
NAT「ふぅ〜〜 ヒトダマ、楽しかったね〜〜」
色々なコースターを一通り楽しんだNATは満足げである。
今も、最近導入されたばかりの足の着かないコースターF2を楽しんだのだ。ヒトダマは「ぬいぐるみはダメですよ〜」と言われて荷物扱いになりそうになったり、どこかに飛んでいいってしまったり。
挙句の果てに、垂直上昇型コースターでは頂上についた時の衝撃で上空に吹っ飛び また、NATが頂上に戻ってきた時にその頭の上に ぽすん と落ちる離れ技(?)をやってのけていた。
NAT「次は何に乗ろうかなぁ… 観覧車!ねぇねぇヒトダマ、観覧車さぁ 伍長と一緒に乗ってみたくない〜?」
ヒトダマ「そんな事したら、遊園地が焦土と化しちゃいますよぉ。それより何か飲み物でも飲みましょう。あんまり叫んだもんで、喉乾いちゃいました」
NAT「そうだね、飲食ブースで飲み物探そっか」
 
液体さん「くそぉ 伍長がいるとろくな目にあわん。もう少しで兄貴に辿りつけたというのに。やつ
らがここに来ているのは分かっているんだ、今度こそ…ん?」
液体さんの目の前をNATとヒトダマが横切る。
液体さんの頭の上に電球がともったのは言うまでもない。(ベタ)
こそこそと後をつけ、二人が地図と広げようと立ち止まったところでNATの腕を掴んだ。
液体さん「さぁおとなし「いやぁーーー!!人さらいーーー♪
遊園地の隅から隅にまで響いた超音波声だった。
屋内ショッピングセンターで買い物をしていたメリルとメイ・リンでさえも、「あら?」と首を傾げたほどである。
体力ゼロに等しいNATは、固体さんから何かあった時には「力の限り叫べ」と念を押されていたので、
今もあらん限りの力で叫んだのだ。
そして、NATの叫びに そこらにいた男の客達が叫ぶ少女とその少女の腕を掴む液体さんを確認し そして、液体さんに照準を合わせ……
しまった!と逃げ出そうとした液体さんに襲い掛かった。
見るも無残、男達に潰された液体さんは また懐かしき警察に突き出された。
 
ギリアン「ん?何か 悲鳴が聞こえたような」
IC「気のせいにしておこうよ。その方が生きて帰る為になるだと思うよ」
それもそうだ と、地獄の大魔王 いや伍長の背中を見てため息をついたギリアンだった。
ギリアン(ランダム、生きて帰れたら奢ってやるからな…)
 
(Aパート終了)
--------------------------------------------------------------------------------
213まとまってない〜  投稿者: はやた
短いですが、大変長らくお待たせしました
 
(Bパート)
 
パトカーのサイレンが鳴り響き、園内は騒然となった。
それもそうだろう。誰が安全な遊園地で警察沙汰まで起きるとは予想するわけもない。
メリル「あらぁ… 伍長ったら、とうとう警察にまで?」
メイ・リン「あの人だったら、警視総監の弱みとかもにっぎってるんじゃない?
 それとも浅見光彦かしらぁ(笑)」
メリル「ん〜どれどれ …げ スネークの馬鹿弟よ」
メイ・リン「てことは、あれが原因ね。いい加減ヘボいのに気付いてほしいわぁ」
メリル「NATといい勝負だものねぇ。甘酒飲んだ瞬間に倒れるくらいヘボいのに」
メイ・リン「ウザイ男って嫌われるのにね〜」
メリル「その辺がねぇ…。」
散々こき下ろす二人。まるでとっつぁんがルパンを捕まえようとしている場面のようなのだから、仕方がないかもしれないが…
メリル「あら?あれNATとヒトダマじゃない?」
メイ・リン「あらやだ、リキッド NATにやられるほどへたれだったのぉ?」
メリル「あんなの見たってしょうがないわね。集配所に行って荷物送っちゃいましょ」
しょうがないもの=液体さん連行劇を見ずに、さっさとクロネコマークの看板があるお店へと、大量の買い物と一緒に歩いていく二人だった。

NAT「いや、あんなので捕まえてもらえるんだねぇ」
ヒトダマ「それよりもこれからは気をつけたほうがいいですねぇ… あのゴキブリな液体さんですから、今日は遊園地だからいいとして 何があるかわかりませんよ」
一応、事情聴取(しかし、液体さんはブラックリストに載っているので形だけ)をされ、ジュースまでご馳走されたNATとヒトダマが連行される液体さんを見てため息をついた。
いいかげん、あきらめも肝心なのに とぼやくNAT
ヒトダマ「伍長さんの姿が見えないと、すぐこれですからぁ」
警官「伍長って、アルフレッド・ミラー伍長の事ですか!?」
二人「!! って、知ってるんですか!?」
警官「う〜ん だったらあの男をもうちょっと厳しく取り締まったほうがいいな
 ソリダスなんか目じゃない。ミラー家を敵には回す馬鹿はいないからね」
じゃ、と立ち去った警官の言葉に呆然とする二人
伍長って、本当に一体何者?と顔を見合わせるしかない二人だった。
ヒトダマ「な、NATさん 観覧車にでも乗りましょうか?」
NAT「うん そうだね……」
 
ギリアン「警察までお出ましか。けっこう大事だな(っつても伍長は動じてないな)」
伍長「珍しいな、遊園地で警察…俺たちには関係ねぇな」
あっさりと切り捨て、ホテルへと入る
ギリアン(もしかして 今日はここに宿泊になってしまうかもなぁ…)
帰れないほうに賭けた方がいいと、半ばあきらめのギリアンだった
 
(Bパート終了)
 
次回「何が起こるか園内で」
何が起こるでしょうか

大変申し訳ない  投稿者: 日向
「何が起こるか園内で」

大変遅くなって申し訳なく。
ああ、もうどうしようもない状態ですわ。
 
(Aパート)
事情聴取も終わり、ぶらぶらとNATとヒトダマが観覧車に向かって歩く。
「う〜わ〜、でっかいね〜」
まだ数十メートル先にある巨大な観覧車を見上げ、NATが呟いた。
「シド・ガーデンの大観覧車と同じくらいはありますねぇ」
「伍長が乗ったらどうなるんだろうね〜(うぷぷ)」
そんなことを言いながら、大観覧車のプラチナパス専用ゲートに向かう。
・・・と。
「あらー、NATじゃない!」
突然、横合いから声をかけられる。
えっとNATが振り向いた先には、みやげ物を全部集配に出した後のメリルとメイ・リンがいた。
「NATもヒトダマも観覧車の乗るの?」
「うん、どこまで見れるかな〜って思ってさ」
「NATは初めてだもんね、ここから見える景色は最高よ〜」
メリルがそう言いながらゲートの係員にパスを見せる。
ゲートをくぐり、4人は係員に誘導されてゴンドラに乗り込んだ。
「うわ〜」
窓にべったり張り付き、眼下の景色を見るNAT。
どんどん離れていく地面にわくわく、どきどきの表情でこれがもし犬だったら確実に尻尾振りまくっているのではないかというくらいのはしゃぎようである。
「NAT、はしゃぐのはいいけどあまり揺らさないでよ」
「うん、でもこれ、すごいよ〜!」
NATのはしゃぎようは只者ではない。
・・・と、メリルはそう思ったのだがNATの頭の上にちんまりと鎮座している(?)ヒトダマを見て思わず吹き出してしまった。
NATに負けず劣らず、はしゃぎまくっているヒトダマ。
その尻尾が今にも千切れんばかりにぷりぷり振られている。
「こんなに良い景色を見たの、久しぶりですぅ〜」
「俺も初めてだよ、こんな景色」
電脳空間の眺めも結構よかったけどね、とさすが元AI。
「・・・でも、なんか似てる」
「似てるって、何にですかぁ?」
ふと漏れたNATの呟きに、ヒトダマが首(?)をひょいとかしげて彼女に問いかけた。
「うーん・・・電脳空間もここからの景色も、すごい高い場所から見下ろしてるってところがね」
「そうなんですかぁ」
納得したように、ヒトダマが呟いた。
ゴンドラはゆらゆらと揺れながら、4人を観覧車の最高地点へと運んでいく。
ちょうど、ゴンドラが最高点に達したそのとき。
がたんという音とともに観覧車が停止する。
「・・・え?」
メイ・リンが驚いたように声を上げる。
もしかして、故障?
あまりにもお約束な展開に、メリルとメイ・リンが首をかしげた。
「え、止まったの?うわ〜じゃあもう暫くここの景色を楽しめるんだ〜」
NATだけがただ一人、はしゃいでゴンドラの反対側の窓に移動した。

(Aパート終了)

お約束だ(汗)
うーん・・・観覧車イベントだけで帰宅(もしくは泊まり)までかけないかも(汗)

PMG-Sトップページ次はまだありません